macOS Server 5.6.3からAlmaLinux 8.4に移行

     

公開日:2021.10.05

     

自宅で運用しているサーバーですが、macOS Server5.6.3からAlmalinux 8.4に移行しました。予定ではもう少し後に移行しようと考えていたのですが、マルチドメインでサイトを建てる必要性が出てきたのでまずはそちらをParallels上のAlmaLinux 8.4で構築したところ、やはりレスポンスが良さそうだなというのと、わざわざ仮想環境で2台でやるよりは1台でマルチドメイン環境で構築した方がリソース的に良いだろう、ということで移行しました。macOS ServerからAlmaLinuxにした場合の懸念点は主に3つあって、ユーザー管理がOpenDirectoryでなくなること、TimeMachineでの楽なバックアップ・リストアができなくなること、そしてメールサーバーのプッシュ通知ができなくなるかも、ということでした。

ユーザー管理についてはどうせ多くのユーザーを管理する環境ではないのと、リストア時の負担を考えてOpenDirectoryを使わなくても良いかなということでクリアしたことに。もちろん環境作ることも可能なのですが、そこまでするほどの見返りがない。

TimeMachineでのバックアップはちょっと考えてしまいますが、Parallels上でも一応TimeMachineでバックアップは取れるのでもし取ろうとすれば可能なこと、適当な間隔で一旦落としてイメージコピーすれば、その断面でのバックアップは楽に取れることを考えて、まぁ良しとしました。メールデータをロストはしたくないので、この件については後日対応予定です。

最大の懸念点はメールサーバーのプッシュ通知ができなくなるかもということでした。無論、IMAPサーバーでのIDLE機能で擬似的なプッシュ通知はできるのですが、iPhoneでのメールの挙動が気に入らないのと、少しでもバッテリーの持ちが悪くなるのが嫌。ざっと調べたところ何とかできる可能性がありそうということで、これが解決できるのであれば移行しようと思いました。結論からしてできました。このあたりは追々書いていこうと思います。

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