オーディオ周りの環境を整備しました
先日書いた通り、アンプとスピーカーを入れ替え、マランツのPM7000NとB&Wの705 S2 Signatureとでオーディオ環境を構築しました。それ以外にもスピーカースタンド、スピーカーケーブルも以前のものから入れ替え、環境を整備しました。
スピーカースタンドは以前はパイオニアのCP-A77という、S-A77BS用のものを利用していました。木製なのですが、しっかりした構造らしく、重さも9.3kgもあるそれなりのものでした。しばらくこれをそのまま流用していたものの、少し響きが気になり、これも以前利用していたオーディオテクニカのインシュレーター、AT6098を間に挟んでみたところ低音が顕著に引き締まり、いい感じとなりました。ただ、置いただけなのでどうしても振動による落下が気になるところです。自部屋は木造3階建ての3階で、2階の洗濯乾燥機の振動ですらかなり揺れがくる構造なので少し大きめの地震がきたら怖いです。それと窓がそばにあるのですが、星を見るために暗い中スピーカー近くを通ることもあり、不安がありました。そこで純正などボルトで固定できるものを探したところ、TAOCのWST-C60HBが評判も良さそうでした。値段もペアで約2万5千円とそこまで高くない。TAOCというと、昔オーディオに凝っていた時期にも重しだとか、インシュレーターだとかで有名だったメーカーブランドです。ついにTAOCのユーザーになるというのも感慨深いものがあります。ボルトは、製品に付属してきたフェルトを挟んで気持ち緩めに締めてます。音が変わったかというと、CP-A77プラスAT6098の時とほぼ変わらない感じです。CP-A77の良さが再認識された次第です。WST-C60HBの重さは11kgなのでCP-A77と大差はない上、スタンド部分が細身ではあるもののボルトで固定できる安心感が大きい。少し高さが足りない気がするので、CP-A77をバラして下の台座部分を流用、WST-C60HBの下に敷く形にしたところ、丁度良い高さになりました。自部屋は元々フローリングの上に足音防止のためのタイルマットを敷いて、さらにカーペット敷きでWST-C60HB付属のスパイクで特段問題ない感じですが、高さは耳に合わせた方が音はほぼ変わらなくても見た感じ良いです。
スピーカーケーブルは以前はMonster CableのMseries M2.2Sというものを使っていました。これは広島に住んでた頃、ベスト電器の店舗がまだあった時に何故かワゴンセールで出ていたものを見つけて買ったものです。確か8千円くらいだったか、激安(元値が確かベラボーだったはず)でありました。えらいぶっといケーブルで、両端バナナプラグ処理のものです。これが太いだけあってかなり音が良かったのですが、B&W 705S2 Signatureは一応バイワイヤリング対応なのでそれを試してみたく、モガミの2921を2mの切り売りで買い、それにONKODOのBP-208BRを別で買って繋げてみました。音の差ですが、Monster Cableの方が少し元気がいいかな、という感じ。替えたすぐは大人しくなったと思いましたが、2日程鳴らしこんだ後はそこまで差は感じられません。耳が慣れた可能性もありますが、これならいいかなと思って2921を継続使用することにしました。
これらの組み合わせで大体2週間、PM7000N、705S2 Signatureを聴いています。よく聴くジャンルは特に決まっておらず、J-POPやK-POPなど以外を満遍なく聴きます。特に苦手とするジャンルはない、素直な音のするシステムだと思います。試聴した時の印象のまま、全体的に破綻なく綺麗にまとまった感じで、上から下までバランス良くレベルの高い音を出してきます。この組み合わせだとかなり元の録音の良し悪しをストレートに出してくるので、録音が悪い物はボリュームを落として、録音が良いものはボリューム上げがちですね。小音量でも特に音が痩せるという印象はなく、それなりに楽しめます。小音量はPM7000Nのボリュームで大体8〜12で、普通が16〜24、大きめだとMAXで36がギリギリ気持ちよく聴ける範囲。The Phantom the OperaのOvertureあたりはMAXで聴かないとダメな感じ。
子供の頃は良くクラシックを聴いていたものの大きくなって環境のせいもあってあまり聴かなくなっていましたが、せっかく良い環境になってAmazon Music HDで色々と聴けるので良く聴くようになりました。良い録音のクラシックは本当に気持ちの良い音で鳴ります。おかげでBGMにならずに、ついつい聴きたくなってしまうので気をつけています。最初の頃は、弦楽器や管楽器は良いものの、ピアノが苦手な感じでした。ただ先週あたりから改善されつつあり、今ではかなり良くなって来たと思います。大編成の田園とかでもちゃんと奥行きも感じられます。尤も6畳間で部屋も良いわけではないので、わかるレベルではありますが。
アンプとスピーカーのバランスですが、特に悪くはないかと。おそらくアンプ側が力不足だという印象を持つ人が多いでしょうけど、自部屋で聴いている限りもう少しこうなれば、という点は殆どないです。ソースダイレクトオンリーで問題なく、トーンコントロールは全く不要です。きっちりしたオーディオルームがあって、かなり追い込める状況なら別なのかもしれませんが、PM7000Nについてはここまで良い製品だとは思っていなかっただけに、正直嬉しい誤算です。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。